奥行きと透明感、独特の模様が特徴のマグネットネイル。
色んな模様ができて、デザインの幅も広い。
そして、なんと言っても綺麗なネイルなので大人気のデザインです。
ですが、マグネットネイルには意外と知られていないデメリットがあるんです。
見落としがちな欠点が…
今回はそんなマグネットネイルのデメリットを4つご紹介します。
また、その欠点をどうカバーすれば良いのか、対処法についても詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
マグネットネイルの仕組みを詳しく解説
マグネットネイルは、どのような仕組みであの独特の奥行きのあるデザインを実現しているのか?
というと、その名の通り磁石によるネイルアートなんです。
マグネットネイル(マニキュアもジェルも)の中には、鉄粉(鉄の細かい粉)が含まれています。
普通に塗ると、ラメやメタリックネイルのように見えるのですが、磁石を近づけることで鉄粉が移動し、独特の模様を作り出すのです。
昔、砂鉄に磁石を当てて動かして遊んだ(授業かな?)経験ありませんか?
それと同じ仕組みです。
磁石の動かし方により、奥行きのある模様や波打ったような模様、グラデーション、フレンチなどもできるので、デザインの幅がすごく広がりますし、なんといってもマグネットネイルはとても綺麗なんです!
透き通る透明感、奥行き感。
これはマグネットネイルでしか作り出せない幻想的な美しさです。
マグネットネイルが登場したのは、私が覚えてる限りでは8年前ごろですが、当時は一瞬の流行りかと思いましたが、全く下火になることなくずっと人気ですね。
8年ほど前は、今みたいな全面ジュワッとさせる模様じゃなかったんですが、進化しました。
マグネットネイルはどんどん進化しており、今は中の鉄粉も超微粒子だったり、色がついていたり、玉虫色のように見えるものがあったりと様々なマグネットネイルがあります。
マグネットネイルのデメリット4つ
今やネイル好き女性を魅了してやまないマグネットネイルですが、どんなデメリットがあるのでしょう?
ここでは4つのデメリットをご紹介します。
- 思い通りの模様ができず期待はずれ
- マグネットネイル単品だと色が薄い
- 金属アレルギーを引き起こす恐れ
- MRI検査での危険性
それぞれ詳しく紹介していきますね。
思い通りの模様ができず期待はずれ
マグネットネイルは思い通りの模様が出せるようになるまで、結構練習がいります。
マグネット(鉄粉)の挙動が分からないんですよ!
ネットやSNSなどでこのネイル可愛いな〜と思って真似しようとしたけれど…
- 全然同じ模様にならん!
- 1本だけうまくいったけれど、後の指は変になった
- 磁石当てまくってたらマグネットのキラキラ消えてただのシアーなネイルになった!
など、マグネットさん…挙動が分からないです、と困り果てることも。
もうええや、と諦めてメタリックネイルに成り下がることも。
私も最初はなかなか思い通りの模様にならず苦戦したのですが、今はある程度、良い感じの奥行きが出せます。
と言ってもあまりうまくはなく、マグネットネイル苦手民です。
そんな苦手な私だからこそ分かる、マグネットネイルがうまくいかない方が上達する方法は、以下2点です!
- 扱いやすいマグネットネイルを使う
- 全面マグネットだけマスターする
それぞれ解説しますね。
扱いやすいマグネットネイルを使う
マグネットネイルにも扱いやすい、扱いにくいがあります。
扱いにくいもので練習しても、全然上達しません。
扱いやすいものは、マグネットが動きやすくて模様が分かりやすいです。
一方扱いにくいものはマグネットが動きにくかったり、はたまたすぐに動いて操作しづらいことがあります。
マグネットネイルが苦手な私が、今まで使った中で扱いやすく下手でも良い感じになると思ったのがネイルタウンのネイルタウンジェルギャラクシーシリーズとネイルタウンジェルプリズムシリーズです。
ギャラクシーシリーズは、軽くマグネットが動き、粒子も適度な大きさなので動きが分かりやすく扱いやすいです。
プリズムシリーズはマグネット自体にピンクやブルーなどの色がついていて、見る角度によって色が変わる玉虫のような色合いです。
ビー玉みたいな綺麗な奥行きのあるネイルができます。
こちらもギャラクシーシリーズ同様マグネットの動きが扱いやすく、簡単に良い感じの奥行きが出ました。
全面マグネットだけマスターする
マグネットネイルは磁石の当て方を変えればいろんな模様ができるんですが、とりあえず全面マグネットだけマスターしましょう。
全面マグネットだけできたら、「奥行きあるマグネットネイルができた…!」
という達成感があるからです笑
全面マグネットのやり方は、ギャラクシーネイルのやり方に詳しく載せていますが、四角いタイプのマグネットを上下左右から徐々に当てて、真ん中にキラキラを集めていきます。
これらを意識して練習すると、苦手意識があってもそれなりのマグネットネイルが完成するはずです。
マグネットネイル単品だと色が薄い
マグネットネイルは、カラージェルに鉄粉が入っているのですが、ジェルの色がかなりシアーなことが多いです。
これは、ジェルの色が濃いと、綺麗にマグネットの模様が浮かび上がらないからだと思いますが、マグネットネイルを単色で塗ると思ったより色が薄すぎると実感することでしょう。
なんか、思ってたんと違う…!と。
色が薄くならないようにするために、マグネットネイルを塗る前に1色カラーを挟むことをおすすめします。
ブルー系のマグネットならブルー系、淡い色ならスキンカラーを1色塗った後に、マグネットネイルを施しましょう。
マグネットネイルを2度塗りするという方もいると思います。
そういう時は、1度塗り目は磁石を当て続けてマグネットのキラキラを極限までなくすのがおすすめです。
そうすることで、2度塗り目のマグネットネイルの模様がしっかり映えます。
これを知らなかったら、1度塗りだとなんだか色が薄くて変だし、2度塗りしたら1度塗り目のマグネットの模様が邪魔して、なんか綺麗にできないし…と感じてしまうと思います。
金属アレルギーを引き起こす恐れ
マグネットネイルには鉄粉が含まれています。
これが金属アレルギーを引き起こす可能性がある、と言われています。
金属アレルギーの方は、マグネットネイルをする際このことを頭に入れておいた方が良いですね。
ただ、こちらは技術面でなんとかなることでもあります。
マグネットネイルが直接皮膚につかなければ大丈夫だからです。
金属アレルギーが心配な方は、マグネットネイルをする際は以下のことをやってください。
- 皮膚につかないようマスキングテープで皮膚を保護する
- マニキュアの方はベースコートを塗ってからマグネットネイルをする(ジェルの方はベースジェルを必ず塗るからOK)
- ジェルの方は、硬化不足に注意する。薄塗りでしっかり硬化すること
- 仕上げは必ずトップコート(ジェルの方はトップジェル)を塗ってマグネットネイルを覆うこと
- 皮膚に付いてる可能性があるので、ネイルが終わったら手を隅々まで洗う
これらの対策をすることで、金属アレルギーを防ぐ対策になります。
これらのことは、金属アレルギーだけでなくて、ジェルネイルアレルギー対策にもなるので、心配な方はやってみてください。
それでも心配な場合は、セルフでネイルをするのではなく、一度プロのネイリストに相談して、マグネットネイルをやってもらうのも良いかもしれません。
それで反応でなければ、セルフでもあまり心配することなくマグネットネイルができます。
MRI検査での危険性
「MRI検査?はぁ?!」
と思われたかもしれませんが、マグネットネイルには鉄粉が入っているので、MRI検査の際に影響が出る可能性があるのです。
というのも、MRI検査というのは強力な磁力と電波を使い磁場を発生させて体の中を調べる装置で、金属に反応するため金属の持ち込みは絶対NGなんです。
万が一MRI検査の時にマグネットネイルをして入ったら、鉄粉が反応して火花が散ったり、火傷を起こす可能性があるのです。
ただほとんどの場合、MRI検査は当日いきなりやることは少なく、(緊急時は別ですが)事前に予約して行うことが多いので、それまでにネイルをオフしておいてと指示されるので、MRI検査を受ける予定がある方は必ずネイルはオフしていきましょう。
私、前職でメディカルクラークをしてたんですが、MRIを受ける前は、マグネットネイルに関わらず、ネイルをオフするように伝えていました。
マグネットネイルのデメリット4つ:まとめ
マグネットネイルのデメリットについてお伝えしました。
- 思い通りの模様ができず期待はずれ
- マグネットネイル単品だと色が薄い
- 金属アレルギーを引き起こす恐れ
- MRI検査での危険性
1〜2(3も?)技術面でなんとか対処できることですが、4だけは技術面でカバーできることではないので、もし病院に行く予定や検査予定があるなら、ネイルはオフしておいた方が良さそうですね。
マグネットネイルで思い通りの模様が出ないと思われてる方に、全面マグネットがおすすめと伝えましたが、実は個人的には2色のマグネットグラデーションネイルが一番簡単に綺麗なマグネットネイルができる気がします。
こちらもやり方を載せていますので、ぜひチェックしてみてください。
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