こんにちは。華子です。
今回は、ずっと前から疑問に思っていた事を検証してみました。
色の三原色、シアン(空色)マゼンタ(赤紫)イエローで、赤と青は作れるのか?
ずっと前から疑問に思っていた事が、頭から離れなくなり‥
やってみたらいいじゃないか!と検証してみる事に。
ちょっとマニアックな、生活に役に立つような話題ではないですが、興味のある方はお付き合い下さい。
色の三原色の謎1 色の三原色は赤青黄色じゃないの?
なぜ今回こんな話題かと言いますと、私はいつも「三原色カラージェル」という物を使って様々な色のジェルを自作しています。
SHINYGEL Professional:三原色 カラージェル(169マゼンタ・170シアン・171イエロー)
この三色があればほとんどの色が作れるので、ジェルネイルを始めたばかりでまだあまりカラージェルを持っていない時重宝しました。
ただ、ずっと疑問に思っていた事が二つあって、
まず一点目。
色の三原色と言えば昔小学校で「赤・青・黄色」と習ったはず。
でも、シアンと青は別物、マゼンタと赤も別物。(イエローだけ一緒)
- 色の三原色って、赤・青・黄色なの?
- それとも、シアン・マゼンタ・イエローなの?
基本的な事な事なのでこちらから先に片付けます。
Wikiによると‥
赤・黄色・青の三色を原色として使った場合の色域は比較的小さなものとなり、なかでも鮮やかな緑・シアン・マゼンタを作ることが困難という問題があった。
これは知覚的に均等に配された色相環においては赤・黄色・青は間隔が偏っていることが原因であった。
こうしたことから、今日の三色印刷・四色印刷やカラー写真ではシアン・マゼンタ・イエローが色の三原色として使用される。
ちょっと眠くなるような説明でしたが‥
赤、青、黄色が三原色てのはもう古いんですねぇ。
(ですが、今でも小学校では色の三原色は赤・青・黄色と教えられているそうです。)
という事で、色の三原色はシアン・マゼンタ・イエローです。
色の三原色の謎2 シアンマゼンタイエローで赤青は作れるのか?
こちらも小学校の頃に
「三原色の赤・青・黄色は絶対作れない色です。」
と教わりました。
が、
現在の三原色(シアン・マゼンタ・イエロー)で、絶対作れない赤と青を混ぜて作り出す事は出来るんだろうか?
という事。
色の三原色の図でも、混ぜたら赤や青になるように描かれてますが‥
ここは普通、絵の具で検証すべきところかもしれませんが、絵の具を持ってないので
(そしてこのブログはネイルブログなので)
毎度おなじみの三原色カラージェルで検証してみました。
マゼンタ+イエローで赤はできる?
まだジェルネイルを始めて間もない頃、三原色カラージェルで色々な色を作っていたのですが
ある時友達から「赤のネイルやってよ。」
と頼まれ、三原色カラージェルを混色してみました。
が、その時は赤はうまくできませんでした。
もしかして、頑張ったら作れるのか?挑戦してみます。
マゼンタとイエローの中間が赤なので、この二色を混ぜます。
マゼンタの方が多め。これは蛍光ピンクですね。
もう少しイエローを加えて、ほぼ1:1くらいの量にしてみてコレ。
隣に比べる為に塗った色はシャイニージェル ピュアレッドという色です。
明らかに、色味も明るさも全然違います。
暗くしたらそれらしくなるのかと思って黒を少量足してみました。
さっきよりは似てきたかな?とは思うけれど
目を細めて見たら、赤に見えるような‥
でも、やっぱり完璧な赤ではないですねぇ。
ジェルだから赤が作れなかったのか?
と思ったけれど、絵の具でもマゼンタとイエローで赤を作り出す事は難しいようです。
(じゃあプリンターってどうやって赤を作り出してるんだろう?)
追記:ついに混色で赤を作り出しました。
シアン+マゼンタで青はできる?
お次は青です。
青は、シアンとマゼンタからできています。
シアンにごく少量マゼンタを混ぜます。
量はシアン:マゼンタ 10:1くらい。マゼンタの量はごく少量で良いです。
出来上がり。(左のほうです)
こちらは、結構綺麗な青ができたかも。
比べる為に塗った右の青は、シャイニージェルのアズライトという色(現在廃盤)で、綺麗なロイヤルブルーです。
アズライトと比べたら、この青は少し明るいですね。
アズライトに白を混ぜたら、こんな色になりそうです。
シアンマゼンタイエローを混ぜて赤青は作れるのか?結果!
色の三原色シアン・マゼンタ・イエローで
- 赤を作る事は出来なかった。
- 青は明るめの色だが出来た。
という結果でした。
原色というのは、全ての色の元になる色です。じゃあ赤ってどうやって作ってるんだろう~?
という謎が残りました。
プリンターインクでもシアン(C)マゼンタ(M)イエロー(Y)とブラックが使われている事から、これらの色で赤も作れるはずなんですけどね~。
人間の手作業では、うまくいきませんでした(^^;
今回使ったカラージェル↓
コメント
三原色を混ぜたら他の色を買わなくていいのではと思っていたので、とても参考になりました!
ネイルは初心者ですが、色の知識としては少しあるので、なぜ三原色で赤や青が作れないのか考察してみました。
結論から言うと、透明か不透明かが関係しているのではと思います。ここで言う透明とは、『色がない』ではなく『透き通っている』という意味です。
プリンターインクや多くのペンのインクは透明です。顔料や染料が濃いことと、白い紙を使うことではっきり色が出るのです。黒い紙には印刷できなかったり、ペンでなにか書いても見えないのも、インクが透明だからです。
一方、シャイニージェルは写真を見る限り透明ではなさそうです。実物を見たことがないのて断言できませんが、おそらく下地を黒にしても、多少の誤差はあれはっきり色づくと思います。
これはおそらく、不透明にするために白の顔料を混ぜているからだと思います。爪という真っ白でないものに色を乗せる場合、不透明な方が爪の色が見えず使いやすいですしね。
これで何が起こるかというと、もともと少し白が入っているので、赤をつくっても『赤に白を少し混ぜた色』になってしまうのです。青も同じです。
赤も青も基本的な色だと思うのでそれぞれ個別に買えばいい話ですが、あえて混色して作るならクリアカラーの三原色に似た色を使い、透けないように下地に白を塗るのがいいのではと思いました。(自分で確かめていないのでかなり憶測です)
また、透明な三原色のジェルを探してみたところ、プリジェルのクレオシリーズというものがなかなか使えそうだと思いました。
長くなりましたが、少しでも役に立てればと思います。
ふとん様
コメントありがとうございます!
「へぇー!」というボタンがあったら100回くらい押したいほど、めちゃくちゃなるほどです!
すごく不思議でして。なんで色の三原色で赤青ができないのに、プリンターならできるんだろうと。
どうやって作ってるんだろうと。
透明だからかぁーーーなるほどです。
めちゃくちゃ有益な情報をありがとうございます!
そして、プリジェルのクレオシリーズ、こんなのあったんですね!
すごく良さそう。これなら赤が作れそうです。
ちなみに、最近購入したネイルタウンのイロジェルの「シロップカラー」が、偶然にも三原色っぽい色だったんです。
6色展開なんですが、そのうちの3色が色の三原色に近い色でして。
こちらに記事も書いてます→https://hanazatsugaku.net/8224.html
これで、赤が作れるかとりあえず試してみます。
長年の不思議が解決されそうでスッキリです。
ありがとうございます。