「赤は色の三原色だから、絶対作れない色」
そう学校で教わりましたが、マゼンタ+イエローで赤は作れるんです。
その前に、以前当ブログで色の三原色の謎!シアンマゼンタイエローで赤は作れるのか?
という記事を書いたんですが、そのとき赤は作れませんでした。
しかし、上記の記事を読み、なぜ赤が作れないのか、また作るにはどうしたら良いのかを教えてくれた方がいました。
そして、教えてくれた方法で混色したら赤が作れました!
作れなかった理由(経緯)と、どうやって作ったのか方法をご紹介します。
絶対作れない色だと思っていた赤がやっと作れて感動しています!
マゼンタイエローで赤色が作れない理由
赤を作り出すことを長年研究(?)すること10年、やっと作れたんですが、そこに辿り着くまでの壮大なストーリーがありまして。
「赤の作り方は〇〇です!」
と結論ファーストにしたほうが、読んでくれてる方には有益なことは重々承知の上で、先に壮大なストーリーという名の経緯を書かせていただきます。
説明いらん、という方は2章「ジェルネイルで赤の作り方」にジャンプしてください。
子供の頃に学校で、
と習いました。
でも、本当の色の三原色は、シアン・マゼンタ・イエローなんです。
理由をめちゃくちゃ大雑把に説明すると、古くは、色の三原色は赤・青・黄色でしたが、それじゃ鮮やかな色が作り出せない。
で、新しく色の三原色はシアン・マゼンタ・イエローになったそうです。
なので、三原色を使えば赤は作り出せるはずなんですが…
色の三原色で赤が全然作れない!
赤を作るには、マゼンタとイエローを使うんですが、どれだけやっても蛍光レッドみたいな色しかできない。
ピュアレッドと比べると。
どう頑張っても赤には程遠い。
やっぱ赤は作れないよなぁ。そう習ったもん。
いやでも待てよ?
プリンターのインクはシアン・マゼンタ・イエロー(と黒)で赤も作り出してるよな。
ってことは赤は作れるのか?
でも色々したけれどどう考えても赤にはならんなぁ。
などぐるぐる考えて、不思議だと思って書いたのが色の三原色の謎!シアンマゼンタイエローで赤は作れるのか?という記事なんですね。
赤色が作れなかった理由が判明!
そんなある日、なぜ赤がつくれないか理由を教えてくれた方がいました。
当ブログのコメントにて答えを教えてくれたんですが、赤が作れなかった理由はズバリ!
使っていた三原色ジェルが不透明だからです。
透明の三原色カラーを使えば赤ができるというのです!
どういうことかというと…
プリンターインクや多くのペンのインクは透明です。白い紙を使うことではっきり色が出るのです。黒い紙には印刷できなかったり、ペンでなにか書いても見えないのも、インクが透明だからです。
一方、シャイニージェルは写真を見る限り透明ではなさそうです。実物を見たことがないのて断言できませんが、おそらく下地を黒にしても、多少の誤差はあれはっきり色づくと思います。
これはおそらく、不透明にするために白の顔料を混ぜているからだと思います。
爪という真っ白でないものに色を乗せる場合、不透明な方が爪の色が見えず使いやすいですしね。
これで何が起こるかというと、もともと少し白が入っているので、赤をつくっても『赤に白を少し混ぜた色』になってしまうのです。青も同じです。
↑教えてくれた方のコメントです。
目から鱗が30枚くらい落ちました。
しかも説明がめっちゃ分かりやすい。
なので、透き通ったタイプの三原色ジェルを使うと赤ができるのではないか?と教えてくれました。
コメントくださった方、神です…。
ジェルネイルで赤の作り方
赤を混色で作るためには、不透明のカラーではなく、透明(クリアカラー)の三原色を使う必要があります。
クリアカラーの三原色ジェル…そんなマニアックなものどこにあるんだよ、というとプリジェルにあるんですね。(これも赤の作り方を教えてくれた方が教えてくれました。)
しかしなんとですね、もっと安いカラージェルで三原色があるんですよ!
それがコレ、irogel 特別カラー シロップカラーです。
買ってから気づいたんですが、気づいた時は興奮しました。
- T-4がマゼンタ
- S-4がイエロー
ということで、この2色を混色して赤を作ります。
比率は、マゼンタ4:イエロー1くらいです。
マゼンタをまずたっぷり出して、そこにイエローを少しづつ足していきましょう。
赤が、できた…!
上が混色でできた赤です。
下の小さな赤はシャイニージェルのピュアレッドという色、THE赤です。
指標として置きました。
これだけでは本当に赤か?と思われる方もいるかもしれないのでチップに塗ってみますね。
やっぱり赤です。作れてしまった、赤。
爪に乗せると…。
赤だ!!
ピュアレッドと並べると…
やっぱり間違いなく赤ですね!ほぼピュアレッド!
違いがあるとすれば、混色の方は透け感があるクリアレッドなんですね。
マットな赤が良いなら、ベースにホワイトを入れておくしかないですね。
でも、10年間作れなかった赤がやっと作れた。この感動たるや…!
Chat GPTも赤の作り方は知らなかった
すっごい余談ですが。
赤の作り方をChat GPTにも聞いてみたけれど、赤を混色で作り出すのは難しいと言われました。
さらに、マゼンタとイエローでなんで赤ができないんですか?と聞いてみたけれど…
説明難しすぎてわかりませんでした笑
(光の混色と勘違いされてるのかしら?)
まぁでもそれくらい、赤は作り出せない色というのが、世間一般に根付いた認識なんだろうと思います。私もそう思っていたし。
この記事も、いつかAIさんのデータ元になるのだろうか…笑
ジェルネイルで赤色の作り方まとめ
「赤は色の三原色だから作れない」と子供の頃に教わったけれどそれは違いました。
マゼンタ+イエローで作れます。
クリアのマゼンタイエローを使うことで、鮮やかな赤が作れます。
また今回紹介したネイルタウンirogel 特別カラー シロップカラーは、ほぼ色の三原色なので、この3色あればあらゆる色を混色で作り出すことができます。
1個300円弱と安いので、持っておいて損はないと思います。
長年不思議に思っていたことが解決したこの爽快感…
しかし、コメントくれた方がいないと作れてなかったので、本当に感謝です。
コメント
華子さん
はじめまして✨ずっとサロンでジェルネイルをお願いしておりましたが、自分でできたら良いなと思い、今単発で何度かセルフネイルを教えてもらったりしています。
華子さんのブログとても参考になります(^-^)デザインもどれもとても可愛くて、タイプのものばかりです✨
今は必要な物を買い揃えたり、特にカラー選びでどこのものが良いのか迷うこともありますので、またご質問させていただくこともあるかと思いますが、よろしくお願いいたします✨
Pb333さん。
コメントいただきありがとうございます。
参考になると言っていただけて、めちゃくちゃ励みになります!嬉しいです!
自分でネイルができたら、節約という面でもそうですし、単純に楽しいですよね。
気になっていたデザインが自分の爪にできたときの喜びとか…!
カラーは本当山ほどあるので、最初はプチプラなものから揃えていくと良いと思います。
最近の安いジェルは、塗りやすくて肌馴染みの良いシアー系のカラーも豊富ですし!
ぜひ、お気軽に質問、コメントください!嬉しいです✨